タイトルだけ見るとなんのこっちゃと思われる方も多いと思います。
Godoxは中国の写真用照明器具のメーカー、最近人気です。
日本の正規代理店はケンコープロフェショナルイメージング(KPI)
MS300はモノブロックの出力300WsのストロボでAC電源で動作します。
小型のストロボのガイドナンバーという明るさを示す目安とは違う表記ですが
大体各メーカーの一番大きな製品(ニコンならSB-5000)と同じ程度です。
この製品はKPIでは扱っていないのでAmazonで購入したもので
修理などは国内では受けられません。
http://www.godox.com/EN/Products_Studio_Flash_MS_Series.html
特徴は小型軽量であり同社のラジオトリガーから発光量などコントロールできる、
何よりも安価!ということで2台購入しました。
さてまだ数回しか使っていませんが困ったのがモデリングランプです。
これはストロボ発光とは別で照明状態などを確認するための電球です。
影のでき方などをチェックするわけですがストロボの放電管とは発光方式と形状が異なるためまったく一致するわけではありません。
さて、このモデリングランプは電球なので発色がかなり赤く、撮影現場で「この色ですか?」と誤解を招きます。僕としても実際に写るストロボ発光の色とは違うので脳内で補正するにしてもどうも違和感はありました。
下の2枚は最大出力時のもの。
そこでLED電球の登場となります。
ストロボ本体側がソケットのサイズがE26という家庭用一般的なサイズですが、LED電球の密閉器具用(耐熱?)、調光可能がE17という細いサイズなのでアダプターも用意しました。
結果的には成功です。
でもチラツキが若干感じられます。特に調光して暗くした場合はかなりちかちかしています。完全に点滅という状態ではないので我慢の範囲ではありますが。
色についてはかなりストロボ光に近づいたものの演色性は及ばないのでくすんだ感じに見えます。特に赤系が少ないのかと感じます。
セコニックのスペクトロマスターC-800などで測れば一発で分かるのですが。
https://www.sekonic.co.jp/product/meter/c_800/c_800.html
上はストロボ発光、最大出力。以降の作例はやや暗めですが色の偏りをわかりやすくするためにあえて明るくしていません。
下記の測定値はミノルタのカラーメータを使っています。
電球モデリングランプで撮影、minは最小出力時、maxは最大出力時。
2050k、LB-194 CC4G
2530k、LB-102 CC2G
LEDモデリングランプで撮影
5180k、LB+101 CC23M
5210k、LB+102 CC21M
というわけで今日これから現場投入です!
楽しみ。