下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

電源プラグが溶けた!ACインレット(プラグ)3ピン250V10A

先日、出先の教室でプロジェクターに電源をつなごうとプラグの先が太っているのに気がつきました。よく見ると溶けた感じで変形しているのです。

ギリギリ機器には刺さるのですが

明らかに過熱による変形です。

流石に人様の教室で火事を出すわけにはゆかないので液晶テレビをお借りしました。

後日分解しようと試みたのですが溶着していて開けない。仕方なくはんだごてで溶かしてばらしました。

黒いケーブル側です。ちなみに家庭用のC電源にも極性があります。

赤い矢印部分の銅線が少なくなっているし、ねじ止め部分には緑青が浮いています。ネジにも赤さびが発生。

焦げた事例はよく見ますがさびているのは初めて見たかも。

ここで使っている電線は0.75スケアの7mです。曲げや圧力に強いので自作しました。125V7Aまで流せます。プロジェクターの消費電力は100V3.4Aなので余裕はあります。プラグは250V10Aの定格ですのでこれも問題なし。

おそらくですが、水分が入り込んで腐食してそこが抵抗になり熱を持ったのでしょう。

抵抗を測りました。接触部の抵抗も含むので本当はもう少し低くなります。

まず問題のある側は、

反対側のプラグまでの7m の抵抗値です。20オーム越え。ニクロム線か!

正常な方はというと

同じく7m反対側のプラグまでの抵抗値です。

1.6オーム。これならね。

プラグから外した線は、

細くなっています。これじゃあ危険だ。

秋葉原で200円で入手したプラ部に交換しました。プロジェクターの場合は設置場所の関係でギリギリまで使いたいのでL型にしました。ラジオデパート3階のトモカで200円。

真っ直ぐなプラグに比べたら2本の線の長さを変えなければなりません。面倒

抵抗値を測りました。今度はテスターの帽がしっかり接触できたので両端とも同じような値でした。

1オームです。これで安心。

それにしてもプラグに水分をこぼしたり、濡れた手で触った記憶はないのになぜこのような事態になったのでしょうか?