下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

鈴菌GSX1400 2型エンジンオイル交換、今回はコストカットがテーマで半額以下で出来た!

2024年、本年もよろしくお願いいたします。

のっけから「写真」ではなくバイクネタです。

 

GSX1400 2型、このバイクに乗って20年、走行距離は67,000キロを超えました。最近は年に2,000キロ程度しか乗りませんし、長くても往復100km以下という近距離の移動だけです。

昨年2月の車検時にオイル交換でお店(Naps足立まかせ)だったので、今回は自分で交換しました。レベルゲージの窓を見ると量は補充で足りてるけど真っ黒!

量はアッパーレベルですが。

バイクは維持費がかかります。特に4.2リッターも入るオイル費用はなるべく抑えたいところ。これまでは1万円以上(スズキ純正R7000が5Lで10,345円)かかっていましたが今回は油脂類の専門メーカーであるAZのオイルを選びました。

スタンダードなグレードです。もう一つ上でも良かったかも

4+1リッターで2,420+1,031円=3,451円、オイルフィルターもユニオン産業の800円前後のものです。これまではショップでベスラーフィルターが1,400円くらいしました。総額でNapsでは11,745円。

今回はポイパックが748円と合わせても4,999円です。半額以下です!フィルターの方は見た目などまったく遜色ないのですがオイルの方はやや硬い(粘度が高い)印象です。粘度は10W-40で同じなのにねえ・・・

 

オイル交換は簡単です。

必要な工具はGSX1400の場合、17mmのレンチ、同じくトルクレンチ、これも17mmのソケットがあればOK。廃油を受けて捨てるための「ポイパック」、オイルフィルタを外すための専用レンチです。あったほうが良いのがオイルフィラーキャップを開ける際に力がいるのでペンチ、肌が荒れるので手袋、汚れを取るタオル(紙製)、オイルが入れやすくなる注ぎ口または漏斗あたりでしょうか。

水色のペーパータオルや手袋は役に立ちます

雑に組み立てると洩れます。

トルクレンチはドレンプラグを締める際に必須です。高価ですがちゃんとした工具を買いましょう。四輪車のタイヤ交換などでナット(ドイツ車はボルト)を締める際にも必要です。「カチッ」と1回音がしたら既定の強さで締まっていますのでそれ以上は締めなくて大丈夫。「カチカチ」と2回は締めすぎです。

右がトルクレンチ、重いです。精密工具なので落としたりしないように

1. エンジンが冷えているのを確認。熱いときはとオイルで火傷します。

2. ポイパック(廃油受け)をエンジン下部に置く。

位置が適切でないと洩れます。

これがドレンプラグ

しっかり位置を確認します。

3. ドレンプラグを外すと廃油が勢いよく出てくる。外したプラグは無くさないように。ここで手袋がないと手がベタベタ。

最初は勢いが良いけど徐々にポタポタに

4. オイルフィルターを外す。フィルターレンチがしっかりフィルターを噛んでいるか確認してゆっくり行う。外しだすと下に廃油が流れ出てくるので注意。

フィルターエレメントは2番と3番のエキパイの間。やっと手が入る。

前輪側から見たところ。筒状のこれです。

ゆっくり確実に。

フィルターが外れた状態、周辺がかなり汚れている

手が届く範囲で掃除したがパーツクリーナーを使えばよかった。

左が新しいフィルター本体。

5. エンジン下部、フィルター周辺を掃除しておく。廃油ができったら(15~30分)新しいオイルフィルターを取り付けるが、ゴムリングの表面にうっすらエンジンオイルを塗っておく。

薄く塗るだけで十分

取付完了

廃油もほとんど抜けました

6. 次にドレンプラグをエンジン下部に既定のトルク(GSX1400は23ニュートンメーター)で取り付ける。この際にプラグ先端の磁石部に鉄粉などついていることもあるので掃除しておく。

中心部は磁石でオイルに含まれた鉄粉を集めている。今回はほぼついてなかった

規定トルクで締めました

7. オイルフィラーキャップを外して新しいオイルを注ぐ。廃油作業の際に外しておくとよい、という説もあるが私はなんとなくホコリが入りそうでやらない。

この狭い穴からオイルを注ぎます。奥に光るはクラッチ?湿式多段というものです

8. 今回はオイルの缶の注ぎ口の構造のせいか、粘度が高かったせいかなかなか入って行かなかった。缶の注ぎ口の反対側に小さな穴をあけておくべきだったか?

4Lと1L缶です

定量(GSX1400は4200cc)入ったらキャップを締めてオイルゲージを確認。

内部の曇りは過去に水分を含んで固まった物質がこびりついたままです。

オイル管理が悪かったからです。

オーバーしていますがエンジンを始動すればオイルフィルターにも回るので規定値に収まるようです。

9. エンジンをかけて交換か所のゆるみや異常がないか確認して作業終了。

 

廃油は可燃ごみで出します(自治体による)。

重い!

これまでいろいろなグレードの消耗品を使いましたが格安オイルは初めてです。点火プラグやフィルター類は日本製や日本の企業が扱っているものは普通のグレードで十分でした。私はサーキット走行はしませんし。ただGSX1400は発生する熱が凄いので夏場に今度のオイルで大丈夫かは不明です。特に渋滞はバイクも人間も過酷です。炎天下では乗りたくない。

 

交換前後のエンジン始動を動画にしています。音の違いなどあまりわかりませんね。

https://youtu.be/X7us3gA9b2U

洗車してから作業や撮影をすればよかったと後悔してます。

こんなすごいバイクなのに汚れっぱなしでかわいそう。エキパイもさびだらけだし。