下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

バイクといえば「風」、僕は違います。相棒はGSX1400

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僕は1959年生まれです。

16歳の時に自動二輪免許を取れば排気量の制限なしに運転出来ました。

※1975年までの二輪の免許制度は中型限定というのは無かった。

僕の両親は普通自動車免許を取ったら排気量制限なしで自動二輪も乗れました。

で、当時高校生の間では自動二輪を取得する男子が多かったのです。

運動音痴で怖がりの僕は二輪なんて興味なし。

両親も二輪は嫌いでした。

 

時は過ぎ、社会人となった僕はヤマハパッソルを従兄から譲り受け、

終電以降まで働く日々の通勤を支えてくれました。

八千草薫さんがCMで乗っていました。

 

興味がなかった二輪車

運転してみたら楽しい!

そして同僚にもバイク好きがいたので、安価に鈴木のGS50L?を譲ってもらいました。

このバイクは原付のくせにアメリカンなスタイルで、キャストホイールでスピードもかなり出ました。ギア付きのバイクの面白さに目覚めて近場のツーリングにはまりましたが、原付特有の制限が多くて免許の点数がどんどん減りました。

 

30km/h制限や二段階右折が必要だったり、車を右車線から追い越してはいけなかったりでストレスたまりまくりでした。

で、齢30歳を迎える前に中型免許取得となります。

もちろん教習所へ通い、技能は下手でしたが一発で試験は合格。

同じく鈴木のGSX250Lが会社の近所の自動車整備工場に置いてあった中古車を無理やり買い取りました。これもアメリカンなスタイルの2気筒でした。高速道路デビューです。

 

このバイクでは大きな事故を起こしたりしましたが修理して乗りました。

しかし、数年後には家の前に停めて置いたら、朝ありません。

車体カバーだけが残っていました。

ちょうど自宅を建て替えていて仮住まい中でした。

この半年の間に父は入院するし、猫はいなくなるし、

ママチャリも盗まれるしで大変でした。

 

GSX250Lは小岩でマフラーなどはぎとられて傷だらけで見つかりました。

 

そして鈴木のGSX400インパルスを初めて新車で購入。

4気筒の滑らかさと軽快さが印象的でした。

 

しかし、さらなる世界があることに気が付き40歳を超え

限定解除するためにまたもや教習所へ。

運転技術は低いものの、たしかな安全確認と一本橋は決められた時間よりはるかに速くわたり、脱輪を避けました。結果、試験は一発合格。

 

そして今乗っているのは、1年、1000km落ちの中古ですが鈴木GSX1400です。

もう14年くらい乗っています。

このバイクは軽く右手首を回せば暴力的な加速をします。

とにかくガソリンをよく喰います。

今乗っている同じ排気量のトゥーランと燃費はあまり変わりません。

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昨日、久しぶりにバイクに乗りました。

よく世間ではバイクの魅力を「風になる」とか「風を感じる」なんて

甘ったれた言葉で表現しています。

僕は違います。風は運転しづらいし大嫌いです。

 

身体では「Gを楽しむ」、

気分的には「恐怖を味わう」その結果、体内ではエクスタシーを感じる汁が出ます。

結局、人間のワルの部分を引き出す乗り物なんだと思います。

もう63歳、安全運転していますけど体力、各種感覚がそろそろ乗るなと教えてくれます。

嫌いだった乗り物に40年付き合うことができて幸せです。

奢るな!守れ、速度と車間距離。予測運転が重要です。