下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

プラグの極性(アサイン)にご注意を。マイクロフォンの音が来ない!3.5mmTRRSはカオス。

11月のイベントを控えて着々と準備を整えていますが

機材でどうしてもラぺリアマイク(服につける小型マイク)を

使いたくて、親切なエリック氏より試しにとお借りしてまいりました。

MIRFAK audio MC1

https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/eq-digital/microphone/mirfakaudio/lavaliermicrophone_mc1.html#tab-1

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電池で動作し無指向性ということで、使い易そうです。

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問題は出力端子ですが、直径3.5mmで4極のTRRSというタイプです。

Tは先端のチップ、Rは途中にあるリング(が2つ)、Sはスリーブで外被、外側ですね。

昔からあるサイズですが、最初はTとSだけのモノラルでした。

そのうちにステレオヘッドフォンなどに使われるようになり、TRSの3極となり、

一番多いのは5極で、映像信号も加えたタイプもあります。

サイズは同じなのですが、極数が異なると互換性はありません。

そして、今回の4極仕様のTRRSなのですが、いくつかのアサイン例があります。

アサインとは割り振りと行ったらよいのでしょうか?

たとえばTは左信号のプラス、次のRは左信号のマイナス、

次のRは右信号のプラス、根元のSは右信号のマイナス

というアサインもあるかと思えば、まったく違うアサインもあります。

私が使う音声ミキサーの入力はXLRタイプのコネクターです。

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そのままでは形も違うので使えませんし、ピンのアサインが不明です。

ここでマイクの付属品に変換プラグが入っていたことがわかりました。

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やった!これなら2極のモノラルなので全く心配ありません。

ウチにも変換コネクターもあります。

で、繋いだら。

無音・・・・・

こりゃまずい。

何とか調べないと。ということでいろいろやってみました。

マイクに音を入れるにはラジオを使用。

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ミキサー入力につけたコネクターの端子部にミノムシクリップを挟み、

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マイクロのTRRS端子に一か所ずつミノムシクリップを当てながら、

どこで接続されているか(どこで音が出るのか)を確認しました。

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そこで分かったのは、先端のT(チップ)と隣のR(リング)は音声信号のプラスが、

次のRと根元のS(スリーブ)にはマイナス信号が来ていました。

※本当はプラス側をホット、マイナス側をコールドと呼びます。

おお、マイクは正常に動作している!

そこで、ウチにある変換コネクター類をかき集めて、接続した状態がこちら。

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こんな順番です。

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今回は3本使うので、手持ちでは足りないし、こんなに何段階も繋ぐのは良いことではありません。

自分で変換用の短いケーブルを作ろうと思います。

 

いや~、カオスです。