下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

またまたマイクロフォンの話。ソニーECM-280を落札しました。ECM-54との比較(音は除く)

お恥ずかしい限りです。

本当はECM-23Fが2本欲しいのですが・・・

先日のECM-54がすごく気にいったのですが、

単三電池で気軽に使いたいマイクも欲しいので。

実はECM-250を2本30年以上前に買ったのですが行方不明となっています。

そういうことでオークションに出品されていて、マイクスタンドも欲しかったものですからうっかり落札しました。

似たデザインの兄弟機で末っ子のくせに落札金額は送料含めたら

倍くらいになってしまいました。

程度は結構よいですから数千円なら良しとします。

浪費が続きます。

 

さて、国産マイクロフォンは例によって資料が乏しい。

海外のサイトでやっと見つかる程度です。

https://www.hifi-wiki.de/index.php/Sony_ECM-280

これめちゃくちゃです。ステレオマイクじゃないし、画像はECM-250です。

https://www.hifi-wiki.de/index.php/Sony_ECM-250

と画像が逆です。

ネット情報は怪しい・・・

まあここが詳しいかな

https://coutant.org/sonycata/index.html

250はよりよい音を求める趣味用途にと書いてあり、280はスタジオクオリティの趣味人向け(笑)となっていて、

280の方が若干特性も良い。

価格が謎です。250は1万円でおつりが来ました。

上位機種である23は2~3万円だったと記憶しています。

だとするとこの280は1.5万円くらいでしょうか?

 

さて、今回のECM-280ですが1972年発売のようです。

10年売っていたとしても40年前ですね。

マイクって割ときれいな姿で残っているようです。

衝撃が加わっていなくて保管が良ければ今でも大丈夫かな?

楽器用はリスクは少ないけどボーカル用はひどい扱いをされてきたマイクが多いと予想できます。SM58なんかすごい状態が多いですね。

 

本題です。ECM-54とも比べてみました。

いきなりケーブル比較。280のマイナス側は穴に通して半田付けされていません。

プラグの外装が樹脂なのでプラス側の絶縁もしてありません。

ケーブルの太さが違います。やはり高価な54は大したものです。

並べて持つとかなり大きさも違います。54は太くて重い。

54の方が5割も重い。両方とも電池無しです。

ソニーは型番の桁数が少ないほど高級機?カメラもですね。

ウインドスクリーンは手前が金属か樹脂かの違い?

透かして見ると54の方が密度が高い。実際、吹かれに強いように感じました。

280はマイクカプセルが見えました。

カバーを外すとトランスが。これは250と似ています。

左がECM-280でソニー独自のコネクターです。
XLSを見てしまうと端子が細くて頼りない。

280の電池は普通の単3型1本!本体内部は樹脂なんですよね。

残念ながら連番ではありませんでした。ケースは連番だったのになあ。

あー、これでECM-23があれば3兄弟コンプなんだけど。

で、そんなに使うの??冷静になれ、自分!