下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

ATEMを使って初めてのハイブリットセミナー、会場とオンラインの両立は大変でした。

とある、私の所属する写真家団体では本日、技術研究会というセミナーが行われました。

内容は交換レンズに関してですが、ケンコー・トキナー、シグマ、タムロンというレンズメーカーの雄、3社が同じ場所で技術の説明や製品解説を行うという貴重な会となりました。

さて、ここでは使った機材について書きましょう。

今回の機材の配線はこのような感じです。

もっとよい方法があるかもしれませんが、私の手持ちの機材やスキルではこれでも限界。配信関係のzoomホストになるパソコン操作は詳しい事務局のNさん、スイッチャーとカメラ操作は企画委員のKTさんが担当しました。私は配線マンと司会を兼務です。

 それほど複雑ではありません。ATEMはmini Extreme ISOを使っています。拡声器はオーディオテクニカのATW-SP808(廃番)でマイク4本、AUX入力がミックスできてマスターボリュームに関係のないLINE OUT出力があります。

 zoomを使いましたがホストPCにはブラックマジックのATEMソフトウエアが入っていれば、zoomの設定でマイクとカメラ入力のところで「Blackmagic」を選択すれば簡単に配信できました。
 今回の肝はHDMI分配器です。これは1入力を4つに分配できて、会場用の2台のテレビと配信用のATEMに信号を分配できます。会場のテレビでは講師のパワポ画面が見られれば今回はOKなのです。この分配器はアナログ音声を取り出せる機能があります。これから拡声器のUX INへ講師のパソコンで再生する動画の音声信号が送られ、会場の拡声器で聴くことができました。
 また拡声器でミックスされた音声はLINE OUTからATEMのマイク入力へ入ります。ここで注意が必要なのはマイク入力のレベル設定を「LINEレベル」にしないと過大入力となり音が歪みます。
 とにかくケーブルの取り回しが大変で電源も13口使用しています。設営と動作確認に約1時間かかりました。

 初めての試みでしたが事前のテストも3回行い、ここまでできました。会場とオンライン接続で参加した方々に情報を提供できて安心しました。次回はより洗練された、PinPなども使って見せる工夫も出来たらと思います。

 参加した皆さまと講師3社様、スタッフの皆さんには感謝しかありません。

※追記

講師PCからのHDMIはそのままATEMに入力して、ATEMのHDMIアウトの一つを分配器に入れて会場の2台のテレビに分けたほうが良かったと気が付きました。次はやってみましょう。

ん、でもこれだと講師PCから出力される動画の音声がATEMでループしてしまう?

たしかPCから映像はHDMIへ、音声はイヤフォンジャックにアナログで出せる設定があったような?・・・・