増えてしまったマイクと、フィールドレコーダーTASCAM DR-701Dの収録テストをしてきました。
目的は涼しげな自然風景の作例撮影だったのですが、せっかくだから動画も録ろうと。
ウチから行きやすい自然といえば茨城です。
母の実家もあるので土地勘も少しはあります。
目指すは北茨城の某渓谷に「ある滝」へ。そのあとは鵜の岬で波の音を録ろうかと。
「ある滝」はそれほど観光地でもないので整備されていません。
ここは思ったより良かったのですが安全でもないので紹介は出来ません。
ナビには場所の名前も登録していなくて、地図上で「ここへ行く」でセットしました。でも何故か遠回りのルートを案内しますが無事到着。
舗装されているとはいえ車がすれ違えない狭さだったり、
落石の危険があったり、折れた枝などが多数道に転がっています。
ほぼ林道。
滝に入る前の道だけが広めなので路上駐車しか手段はありません。
虫がたくさん車内に入ってきました。
ここですぐ虫よけスプレーをしっかり塗りこんだので、身体のそばには寄ってきませんでした。
小さな看板はあるけどはっきりした道がなく、しかも岩がごろごろしている場所を下らないといけません。
濡れていたりするので、場所を選びながら滑らないように機材などは別に置いて下りてゆきます。滝はすぐそばですが、滑ったら川まで落ちて大けがか死亡の危険があります。
僕は全く登山やアウトドア系は苦手で(仕事では若いころ結構行きましたが)、まして齢63歳ですし。運動神経もダメ、太っているし身体も硬い。
足の踏み場をゆっくり探りつつ行動しました。
いろいろアングルや設定を変えて滝を撮影して、次はマイクロフォンのテストです。
まあ、機材が多い。
ニコンZ9の下がTASCAMのフィールドレコーダー、DR-701Dです。
動画の音声の録音と4本のマイクの音がミックスできます。
カメラへの出力もあるので、バックアップにも最適。
ここではカメラ内蔵マイクとソニーECM54の比較用動画を撮りました。
レベル設定が低かったのが残念でしたが、Z9の内蔵マイクもそれほど悪くありません。ただDR-701Dの内蔵マイクはイマイチかな?
ECM54はレンジも広いし誇張されない音の様です。
※まだしっかり検証していない・・・
この日は東京は多分35度越えでしょう。
ここは26度程度でした。水のしぶきや緑に囲まれ、心地よかったのです。
3時間くらいいましたが誰も来ませんでした。紅葉の季節は来る人が多いようです。
さて、車に戻って発進しようとすると、白いホンダのワンボックスが目の前でUターンしてゆきました。すれ違う際になんかこちらを見ているようですが、面倒なので目は合わせず。
その後、やや下った場所で地図確認のために停車していたら同じ車が来ておじさまが降りてきました。
「釣りじゃなくてカメラ?」と尋ねられました。
(カメラじゃなくて写真撮影なんですけどね)
尋ねた理由を聞いたら、「上流で魚を放流している」と一言。
どうやら釣りが禁止されているようでした。
看板などは見つかりませんでしたが、地域ごとに事情があるようです。
走り出したら気になる風景が目に留まり、写真撮影だけしようと車を降りました。
ここは結構よい場所です。
橋の上から写せます。
この日は陽が射したり、陰ったり。
光の加減で景色の表情がこれほど違うのだと驚きながら、嬉しくなって1時間くらいここにいました。
その間に道路を通ったのは車が3台、バイクが2台。
高速シャッターも良いものです。
天に向かって通信?
ところで、機材は軽いリンホフの三脚が活躍しました。
取り扱いにはやや神経を使いますが、いいわーこれ。
バックは各社いろいろ持ってきました。
そして鵜の岬へ
でもここでは昼ごはんを食べるつもりが、終わってしまった時刻で、
隣接の海岸の駐車場へ停めるにも1,000円もするので
隣の小貝の浜へ。
小さい入り江で無料の駐車場があります。
ここも2台車がいましたが浜には誰もいない。
ここでは動画で波の音の収録のみ。
普段からよく使うアツデンのSMX-30IIKとECM23FIIも含めてテストしました。
先日ヤフオクで買ったばかりで、液漏れのあとの影響を心配しましたが、
クリアで中域もしっかりした印象の音でした。人の声にもよいかもしれません。
さてさてお疲れ様でした。
依頼仕事じゃないけど、たまには自分のために旅も必要です。
帰路は常磐道の柏出口手前から三郷スマートインターまでの7.5kmが渋滞。
18分かかりました。高速の渋滞は相当のろく感じますが、時速25km/h なんです。都心の一般道だったら快適な移動速度です。ヒトの感覚ってよくわかりませんね。
349.2km走行、燃費は14.113131km/L 山道だったし、帰路の一般道の渋滞も凄かったのでこんなものでしょう。