下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

富士フイルム 中判デジタルカメラGFX100IIを触ってきました。チルトシフトレンズが2本も!

※三脚座の位置に注目

出ることはわかっていましたが、急展開の発表でした。

中判センサーと言っても、フィルム時代のブローニーフィルムを使う中判より

画面サイズが小さくて43.8×32.9mmでフルサイズの約1.7倍の面積となります。

アスペクト比は4:3です。これは私が好きな比率です。

fujifilm-x.com

さて、これまでと大きく変わった点は多いのですが、連写もAFも速度が上がりました。

バッテリーも各社フルサイズの中・上位機種で使われているものとほぼ同容量で500枚は撮れるそうです。USB-C端子もLAN端子も付いて拡張性が高く動画性能も上がりました。何よりも中判だからしょうがないというあきらめの部分が激減しました。

持ちやすく、操作性も良い。それほど重くない(レンズは重いですが・・・)

 

SSDを外部に繋いで撮影すればカードの発熱も避けられますし、撮影後のワークフローもひと手間減らせます。

 

そして、上部液晶が大型化され、必要な情報が明確にわかります。ニコンにできていない白・黒の反転もできます。視力が落ちてくると白背景の黒文字がありがたいのです。

ボタン一つで変更。やや後ろから見てもコントラストが良い。

 

そして何よりもうれしいのは光軸を変えられるテルトやシフト機能があるレンズが加わったことです。

 

GF30mmF5.6 T/S 

 fujifilm-x.com

上下に最大にシフトした場合の撮影範囲の変化。これだけあれば十分

 

24mm相当なので料理やテーブルフォトには広めの画角。逆アオリ時の周辺のボケも秀逸。

 

 

GF110mmF5.6 T/S Macro

 fujifilm-x.com

思ったより重くないです。仕上げ感が抜群によい。

ヘリコイドを回すとこのように先端が変化します。開放5.6だから前玉小さい。これで十分。

内部は植毛処理、煽動部は工芸品の様。金属ブロックからの削りだしだそうです。

チルトシフトができるレンズは業務用として、建築物、商品、料理、風景などの撮影や複写に欠かせない機能を持たレンズです。

私はニッコールを使っていますがPCニッコール85mmが収入の半分以上をたたき出してくれます。

今回のGFX用のチルトシフトレンズは各60万円台で、ボディは120万円弱になりそうです。あー、いま200諭吉が手元に会ったら予約しちゃいそうです。

 

そういえばミラーレスのコンシューマー機で初めての純正アオリ可能レンズかも。

待っているよニコンさん、Zマウント用。