下町写真家、今日もはよから起きてみたけど

日本の写真家です、報道に行くつもりが物撮りに。

三脚のメンテナンス Gitzoカーボン三脚G1228初期モデル

ひと月ぶりの更新となりました。

ネタは毎日のようにあるのですが書き込むまでの気力がなく・・・トホホ

 

それじゃあいけません。

これから気を引き締めて頑張ります。

さて、タイトルにもある通り三脚のメンテナンスです。

私の所有する10本少しの三脚の中で一番過酷に使ってきた

GItzo(ジッツオ)の脚です。私たちの使う三脚は足と雲台に分かれますので

撮影内容によってこの組み合わせを変えて使用します。

 

さて、先日の大雨の中で使いました。

縮めた脚を伸ばせば濡れている状態です。

ばらしてみたら中には水が。

当時のGitzoの内部には茶色のベークライト性のようなリングが使われていて

これが脚の伸縮やロック具合を絶妙な感じにしてくれています。

湿気に弱いようで現在は樹脂となっていますが、ちょっとガサガサ感があります。

 

作業は簡単ですが、ロックのリング類のネジ山の数が多くて面倒です。

14から16回転ぐらいを要します。 

どうしてここまで?

 

ミズや汚れをふき取り、組み上げる際にはグリースを塗ります。ちょっとです。

グリースは各社専用品がありますが、私は一般の工業用で済ませています。

 

1か所、砂を噛んで傷が入った跡があります。

現行品は気密性が良くなっているようですが、海岸などで使った後は要注意です。

上の写真ではパイプが曲がっていますが、これはばらした状態ですので組むと真っ直ぐになります。

 

三脚って意外に精密機器なのです。

丁寧に使ってあげたいですね。

でも仕事中はどうしても雑になってしまいがちです。

ケンコーの自由雲台もよく使います。

梅本のOEMです。

これとても精度が良くてしっかりしていて、小型なのでよく使いますが

ボールを見るとキズがうっすらと。

ここもきれいに掃除してグリスアップしました。

 

G1228というのはGitzo初(世界初)のカーボン三脚です。

2005年?当時はフランス製でした。今はイタリア製。

とにかく軽い。細くてもしなりが少なくて振動の吸収が速い(ように感じる)。

など、外へ持ち出すにはもってこいの脚です。

当時、代理店の方に言われたのが「雷が近付いたら置いて離れてください」、

「カーボンパイプは強い力がかかると割れます」というこれまでのアルミ製の

三脚にない使用上の注意事項でした。

 

とはいうもののこれまで20年弱、大きなトラブルもなく良き相棒となっています。

当時はパイプの回転防止機構が無かったので、それだけは欲しかったなあと思っています。

 

※もっとGitzoを知りたい方は下記の方のブログも良いでしょう。

all-gitzo.hateblo.jp